[作品内容]の【収録作品】に書いてある通り9話収録の同作者初単行本です。
DLsiteの場合、収録作品の十中八九が個別販売もされているので、そっちのサンプルなりレビューなりを見ると、より内容が分かり易いと思います。
そうして調べても、実際に読んでも明らかなのが9話全て「お姉さんが少年を調教する」話と言う点です。
いわゆる色仕掛けで、女の虜にするなんて生易しいもんじゃありません。
少年の服を剥き、股間を刺激し、後ろの穴も責めて股間の裏側まで蹂躙し、もだえ苦しむほどに快楽を与えた上で、妖艶に搾り取る、恐ろしいまでの女性上位作品集です。
また、女性側が複数人の場合は大別して2通りに分かれます。
一つは調教する女性とされる女性に分かれ、少年の巻き添えを食うような形で、快楽地獄の余波を受ける女性が淫乱に股を開くパターン。
もう一つは女性全員で一人の少年を調教するハーレム型で、多人数によって男の体が余す事無く弄ぶ酒池肉林のパターン。
どちらにしても少年に逃げ場はないです。
発情し、積極的に迫り来る美女を求めるなら最適の作品と言えます。
なお、同作者様は少年×少年の同性ものも描かれる方ですが、本作にはそういう系統は一切含まれていません。

細く柔らかい線で繊細かつ肉感的に描かれています。端的に言えばエロいです。最近M男向けと謳っていても中途半端な内容のものが多いですが、この本に掲載されている9つの作品は全て妥協無しの本物のフェチシズムが描き出されています。読めばにじわんグランプリで候補に挙がった理由が体感できるはずです。文句なしのおすすめです。

これはただ凄いとしか言えない作品だ。
まず凄いのは絵で、体の掻き方などは特に特徴的なのだが、この癖のある肉体が非常に官能的だ。
そこに独特の台詞や擬音が画面を埋めて、画像から卑猥な香りさえ漂ってきそうに思える迫力がある。

内容は基本的に嗜虐的な女性が可愛らしい男の子を性的に虐めるもので、単に性器だけに留まらず、前立腺を責めて欲情をそそる描写が巧みだ。
そして特筆すべきは男の子の感じ方だろう。
様々の汁に塗れた恍惚とした表情はこの作者だけの得意技だとさえいえる。

趣味が合う人間にはこれ以上の作品集はないだろうと思える出来で、前立腺を責められて感じまくる少年が好みでない人までをもそちらの世界へ引きずり込んでしまう魅惑に満ちている。